防犯カメラの配線方式として、近年主流になりつつあるのが LANケーブル(ネットワーク)を使用する防犯カメラです。
IPカメラとも呼ばれるこの方式は、映像の高画質化や遠隔監視のしやすさから、 店舗・オフィス・施設・住宅まで幅広く導入が進んでいます。
本記事では、防犯カメラでLANケーブルを使用するメリットについて、 導入・運用の視点からわかりやすく解説します。
LANケーブルを使う防犯カメラとは
LANケーブルを使用する防犯カメラは、 ネットワークを通じて映像データを送信・管理する方式です。
カメラはネットワーク上の機器として動作し、 NVR(ネットワーク録画機)やクラウドと連携して映像を保存します。
また、カメラにSDカードを装着し、SDカードに録画保存可能はカメラもあります。
同軸ケーブル方式と異なり、 ネットワーク技術を活用した柔軟な運用が可能です。
LANケーブル使用の主なメリット
① 高画質な映像に対応しやすい
LANケーブルを使う防犯カメラは、 フルHD・4Kなどの高解像度映像に対応しやすいのが特徴です。
- 細かい映像情報を記録できる
- 人物や車両の識別精度が向上
- 拡大表示しても映像が劣化しにくい
証拠映像としての信頼性を重視する現場では、大きなメリットになります。
② PoE給電で配線をシンプルにできる
LANケーブル方式の多くは、PoE(Power over Ethernet)に対応しています。
PoE対応機器を使用すれば、 LANケーブル1本で「映像通信」と「電源供給」を同時に行えます。
- 電源工事を減らせる
- 配線がすっきりする
- 設置場所の自由度が高まる
③ 遠隔監視・スマホ閲覧がしやすい
LANケーブル方式は、ネットワークと親和性が高く、 スマートフォンやパソコンからの遠隔監視が容易です。
- 外出先からリアルタイム映像を確認
- 録画データの検索・再生が簡単
- 複数拠点の一括管理が可能
店舗運営や複数拠点を持つ企業にとって、大きなメリットです。
④ システム拡張・カメラ追加がしやすい
LANケーブル方式は、 ネットワーク構成のため拡張性が高い点も特長です。
- カメラ台数の追加が比較的容易
- 録画容量の増設がしやすい
- 将来的な機能拡張にも対応しやすい
事業拡大や監視範囲の見直しが想定される現場に向いています。
⑤ クラウド連携・高度な機能を活用できる
LANケーブル方式の防犯カメラは、 クラウドサービスやAI機能と連携しやすいのもメリットです。
- クラウド録画によるデータ保全
- AI検知(人・車両・侵入検知など)
- アラート通知や自動解析
防犯だけでなく、業務効率化や安全管理にも活用できます。
LANケーブル方式が向いている現場
次のような現場では、LANケーブル方式の防犯カメラが特に適しています。
- 高画質映像を重視したい
- 遠隔監視・スマホ確認をしたい
- 将来的にカメラ台数を増やす可能性がある
- PoE対応で配線を簡略化したい
- AIやクラウド機能を活用したい
まとめ|LANケーブル方式は柔軟性と拡張性が魅力
防犯カメラでLANケーブルを使用する方式は、 高画質・遠隔監視・拡張性に優れており、 現代の防犯ニーズに適した構成です。
設置環境や目的に応じて、 同軸ケーブル方式と比較しながら最適な配線方式を選ぶことで、 防犯効果を最大限に高めることができます。


