防犯カメラには形状の違う種類があり屋外用と屋内用があります。
防犯カメラには形状の違いや屋外用、屋内用とありますが、屋外用は防水性のあるカメラ屋内用カメラは防水性が無いものです。以前はドーム型カメラは殆どが屋内用で防水性がないものでしたが、現在はドーム型カメラでも防水性のあるカメラが多く販売されています。屋内用カメラのボックス型カメラは屋外用ハウジングに収納し、屋外に設置するのが殆どでしたが最近ではハウジング一体型の防水性がのあるバレット型カメラが多く販売されています。
防犯カメラの形状は大きく分けて3種類あります。
① ボックス型カメラ
ボックス型カメラは基本的には防水性は無くレンズは別になっており、一眼レフカメラのようなイメージです。以前はコンビニなどで天井からブラケット設置されていました。屋外設置の場合はハウジング内に収納し設置しています。
② バレット型カメラ
バレット型カメラはカメラ本体とレンズが一体型となっており、防水性のあるカメラとなっており、ハウジング一体型カメラとも言われています。
③ ドーム型カメラ
ドーム型カメラは半球状の形をしており、一般的にはドーム型カメラと言われています。ドーム型カメラの中にはレンズ部の半球状の部分が本体の中心から半分になっているカメラもあり、このタイプのカメラはウェッジドーム型カメラと言います。
防犯カメラの機能
防犯カメラには色々な機能を持った機種があります。
レンズ機能
- 固定レンズ(固定焦点)とは、ピント(フォーカス)を合わせる機能を持たず、あらかじめピント(フォーカス)を合わせてあり防犯カメラを設置した位置での撮影となります。
- バリフォーカルレンズ(可変焦点レンズ)とは、焦点距離を変更しズームやワイドなどを調整したい時に防犯カメラの設置した位置で画角調整が可能なレンズがバリフォーカルレンズです。 バリフォーカルレンズには手動バリフォーカルレンズと電動(モーターライズ)バリフォーカルレンズがあり、手動バリフォーカルレンズはカメラ側でズームやフォーカス調整が必要です。
- 電動(モーターライズ)バリフォーカルレンズとは、DVR(デジタルビデオレコーダー)やNVR(ネットワークビデオレコーダー)側でズームやフォーカス調整が可能です。環境変化によりフォーカスが合わなくなることが無く自動でフォーカスしてくれるレンズが電動バリフォーカルです。
- PTZ(パン・ズーム・チルト)レンズとは、パン(左右)、ズーム(遠近)、チルト(上下)の調整が可能なレンズです。PTZカメラではレコーダー(DVRやNVR)が側から画角調整などが簡単にできます。勿論、遠隔にてレンズの向きなど画角調整の操作が簡単に行えます。
防犯カメラの画素数と画質
以前の防犯カメラの画素数は38万画素、48万画素でアナログカメラなどと言われています。アナログカメラの比率は4(横):3(縦)でブラウン管テレビなどがアナログカメラに使用されていました。このアナログカメラはCCTV(Closed-circuit Television)とも言われていました。ケーブルで結ばれたカメラとテレビの間だけの閉じた回路のテレビと言う意味になります。現在では殆どのカメラメーカーはアナログカメラの販売を終了しています。
防犯カメラの画素数を大きく分けると4種類となります。
ディスプレイなどはドット(画素、ピクセル)とと呼ばれる点が縦横に無数に並び、それぞれのドットを点灯させることで画像などの表示を作り上げています。そのため、画面の縦方向と横方向に並べることができるドットの数が多いほど、画像を緻密に表示できることになります。
解像度とはディスプレイの画面の中にどれだけ多くのドットが並んでいるかを示した数値です。当然、多くのドットが並んでいる方が画素像は鮮明で解像度は高いと言うことになります。
画素数とはピクセルの総数の事ですが、アスペクト比は画面や画像の横と縦の長さ(画素数)の比のことでデジタル放送やハイビジョン放送の普及に伴ってアスペクト比は16:9が標準となっています。
防犯カメラの画質比較
画質 | 規格 | 画素数 | ピクセル数 | 特徴 |
SD画質 | NTSC | 34万画素 | 720×480 | 各メーカーの殆どが終売 |
HD画質 | HDTV(D4) | 92万画素 | 1280×720 | 殆どがハイビジョンはフルハイビジョンに移行 |
FHD画質 | HDTV(フルHD) | 200万画素 | 1980×1080(2メガピクセル) | 最近の防犯カメラではフルハイビジョンが標準 |
4K画質 | QWUXGA | 800万画素 | 3840×2160(8メガピクセル) | レコーダー側のスペックと接続カメラ台数に注意が必要 |